【プラクルアン】つけるだけでモテモテになるクンペーンとは！？

タイには仏像やお寺などをケースに納めたお守りのプラクルアン(พระเครื่อง)がります。お坊さんが祈祷をしてご利益があるとされています。ただ、ご祈祷されていないものや偽物も多いです。お手頃なものもあれば、金や銀でできたもの、珍しいものなどはとても高価で取引されています。100バーツほどから数万バーツからもっと高価なものまであります。

(※タイではプラクルアンは「買う」ではなく、お寺から「借りる」と表現します。)

効果は日本のお守りのように、全体運を上げるもの、商売繁盛、健康、安全祈願、恋愛成就などさまざまですが、タイでも気になるものがりました。

それは、

恋人がいる人や結婚している人がつけると、ものすごい怒られそうですが、独身の人はぜひタイでクンペーンを探してみてはいかがでしょうか。

つけるとモテモテになるというクンペーンとは！？

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クンペーン(ขุนแผน)は五角形の特徴的な形をしたプラクルアンのことを言います。クンペーンの中身は、男性だけのものもあれば、女性や子どもと一緒のものもあります。

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クンペーンは無敵の強さを誇り、さらにはハンサムだったということで、身につけると勝負運のアップ、また恋愛運のアップで女性にモテモテになるなどと言われています。クンペーンはタイの民話に出てくる伝説上の登場人物で、不死身で武術に長けて超強かったようです。さらに、容姿端麗でモテモテときました。そのご利益として身につけるとモテモテになると言われています。

ネプ＆イモトの世界番付のタイ代表で、タレントとして有名になったタイ人のブンシリさんがよくつけているお守りです。

実際にバンコクの街中を歩いていて、クンペーンをつけている人はあまり見かけたことはないです。

クンチャーン・クンペーン物語

タイ人の中では有名な長編物語のクンチャーン・クンペーン物語というものがあります。

タイの古典文学で親しまれている長編物語の一つです。中部のスパンブリー地方に伝わる民話を、詩の形に表したものです。クンチャーン・クンペーン物語は、アユタヤ王朝のラーマティボディ2世の時代(在位1491～1529)を背景に、3人の登場人物がキーパーソンの物語です。タイ人に聞くと聞いた全員が知っていると言ってました。

美女ワントーンを巡って、容姿端麗だが貧しいクンペーンと、裕福だが太って醜いクンチャーンという2人の男性が争う三角関係の物語です。まったく対照的な2人。容姿や経済的な面だけでなく、性格もまったく正反対です。情熱的な愛を表現するクンペーンと、優しく安らぎを与えてくれるクンチャーン。その2人に対して、美女ワントーンはどちらを選ぶのか興味深い話ですが、案の定どちらも選べませんでした。さらには、優柔不断なワントーンに対して、なんと父親である王様は死刑を宣告します。

クマントーンについて

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クンペーンを語る上で、「クマントーン」も必ずセットで出てきます。

✅กุมาร(クマン)は「男の子」

✅ทอง(トーン)は「金」

直訳すると金の男の子という意味です。

クマントーンはクンペーンにおいて本当にあった話です。

クンペーン将軍の妻が妊娠していたことを知らない状態で、妻を殺してしまい、亡くなった妻のお腹から子供を取り出して、クマントーンを製作したと言われています。胎児や幼児の霊が宿るお守りだと言われています。母親の体内で死亡した胎児を摘出するか、妊婦の腹を裂いて胎児を取り出したとも言われています。その胎児を儀式をしながら焼き、そして乾燥させミイラ状にします。最後にミイラに金粉を塗るのでクマントーンと呼ばれています。呪術や黒魔術とも言われています。今考えると非常い恐ろしいですが、未だにお墓を荒らして胎児を持ち帰る輩もニュースで聞くことがあります。タイ人はそのような精霊などに対する信仰が深いように感じます。

クマントーンには非常に高い守護効果があるとされています。なんとも不気味ですが、ものすごい幸運をもたらすとされています。

プラクルアンのクンペーンまとめ

クンペーンは勝負運アップ、さらには身につけるとモテモテになると言われているプラクルアンです。五角形でわかりやすい形をしているので見つけやすいです。キックボクサーでつけている人はあまり見かけません。しかし、勝負運アップとも言われていますので、身につければ不死身で無敵の強さを誇ったと言われるクンペーンのご利益があるかもしれません。