タイ就職をこれから考えている人は、これを読めば始めの一歩が踏み出せます。
タイ在住4年目の自分のタイ就職の体験談、まわりの人のタイ就職についても踏まえて書きましたので読まなきゃ損です。
まずはすでにタイに就職をした人と比べて焦るのをやめましょう。
他の人が先にタイに行ってしまうと焦って、

タイに行けていない自分はダメなんじゃないか!
と思う方も多いです。
私も他の人が先に目標を達成しているのを見て、焦っていた時期がありました。
しかし、人それぞれタイミングがありますのでまったくダメではありません。
タイ就職をしたいけど迷っている方、まだ一歩を踏み出せていない方。
タイ就職の理由
タイ就職の根底としては、タイが好き、タイの雰囲気が好き、タイに住んでみたいというのが大きな要因です。
自分自身はタイで就職してバンコクで働いていますが、もし「タイで暮らしてみたい」と質問されたら、具体的にタイでどのような生活を送りたいか考えてくださいと回答します。
タイに就職して幸せな人もいれば、後悔している人もいるからです。
キャリアアップしたいのか、ただのんびり暮らしたいのか。
タイの求人を調べたことがない人は、まず調べてみてください。
だいたいいくらくらい収入が得られるのかわかります。
さらに、もしうまくいかず日本へ帰国することになったらどうするのか。
具体的に考えてみると次の行動が見えてきます。
考えてみてやっぱりやめるのも1つの選択肢です。
まず、タイ就職には3つの形態があります。
✅現地採用
タイの現地企業を自分で探して就職する。
✅駐在
日本の会社に勤務して、駐在としてタイで働く。
✅起業
タイで現地企業を立ち上げる。
( ✅ノマド )
タイへの転職ではないですが、リモートワークで稼ぎながらタイで暮らしている人も増えてきました。
タイに住んでみたいと言う理由が1番の人であれば、自分(リモート)で稼げる力を日本でつけてからタイに来るのが良いです。
タイランドエリートカードで長期滞在もできますので、日本とタイを行き来する生活も夢ではありません。
タイ就職での面接で必ず聞かれるのが、なぜタイで働きたいか。
日本ではなく他の国でもなく、わざわざタイで就職するわけですから、当たり前といえば当たり前ですが…。
タイ就職の理由について考えてみましょう。
タイが好きなので…

タイが好きなので!
タイが好きと言う理由で、タイに就職したと言う話はよく聞きます。
私もタイやタイの雰囲気が好きでタイに来たのが1つの理由です。
面接ではさらにどのくらいタイで働きたいのかを聞かれます。
✅タイにどのくらい住む予定なのか?
数年だけ一時的にタイで経験を積みたいのか、良ければずっとタイに住み続けたいのか。
自分のキャリアを考える上でも、この機会に真剣に考えてみましょう。
✅家族は反対していないか?
親や家族構成により介護や後継などで日本に帰らなければならないか、また家族が協力的かも重要です。
例えば、郵便物や日本での連絡先など家族に任せる必要があるからです。
✅タイに住んで暮らしていけるか?
タイに実際に暮らす場合は、生活環境の違い、食生活の違いで嫌になる人も多いです。
バンコクは日本食が多いですが、それでもタイ料理は食べられるに越したことはありません。
週に日本食をどのくらい食べたいかも考えてみましょう。
食費が大きく変わってくるからです。
また、家のエアコンが壊れて修理を頼んだ際に、時間になってもいつまでも来ないこともありました。
そういう状況が積み重なって、嫌になってしまう人もいます。
タイに旅行で来てタイ人の優しさに触れて

タイ人がとても親切にしてくれたんです!
タイに旅行に来てタイ人に親切にされた、タイ人の微笑みが心にしみた。
しかし、タイに旅行で来るのと住むのは大きく違います。
旅行に来た際はタイ人のマイペンライ精神に癒されたと言う人も、いざ仕事になったらイライラすることも多いです。
全員ではないですが、タイ人は言われたことを時間通りにやらない、そもそもやらないということもあります。
仕事でミスをした方がマイペンライと言って、笑ってごまかそうとする場面もたまに聞きます。
タイではタイなりの仕事の苦労がありますので、タイで仕事をする予定の方はそれも考慮しましょう。
タイは経済成長している国だから

タイの勢いを感じて自分も働きたいと思いました!
タイはものすごい勢いで発展し、現在もコンドミニアムやショッピングモールの建設が相次いでいます。
現在の日本にはない熱気がありますので魅力に感じる点です。
ただ、その中で自分自身に何ができてどのように成長していきたいかが重要です。
現地採用から駐在員へ昇格する場合もありますので、経済成長に合わせてキャリアアップも夢ではありません。
日本の生活に閉塞感を感じて
日本での会社員生活、人間関係に疲れてタイに来たという方もいます。
後ろ向きな理由ですが、それもきっかけの1つとして有りです。
タイに来てのんびり楽しく生活できている人もいます。
しかし、タイでもうまくいかなかったという人もいます。
こればかりは実際にタイに来てみないとわかりません。
タイでどのような生活を送りたいかは具体的に考えておくのがおすすめです。
タイではコールセンターであれば誰でも就職できると言われています。
もし、タイでどんな職種でもよくてコールセンターで働くことも選択肢の1つとして考えている人はぜひ以下の動画をご覧ください。
↑イギリスのブロガーさんの話のくだりもとても心にしみます。
環境が変わればすべて変わると思ってタイに来た。
外部要因に幸せを求めてタイに来たけど結局自分が変わらなければ何も変わらないことに気づく。
タイ就職に向いている日本人
タイ現地採用については近年は増加傾向にあります。
20代や30代で現地採用として働き始めた方にもよくお会いします。
日本との行き来や連絡も頻繁にできるようになったので、海外就職や海外転職も1つの選択肢として認識されてきました。
これからはもっとタイ就職もしやすくなってくると思います。
タイ就職に向いている人は
✅技術職または営業などタイで経験の活かせる職種がある方
タイは日系の工場も多く、それに関わる設計、品質管理、営業などの仕事がたくさんあります。
経験や実力次第ではキャリアアップ、昇給もあり得ます。
タイは結果を出せばどんどん給料も上がっていきますし、責任ある立場も任せてもらえます。
✅日本で就職が難しい方
フリーターや派遣社員、正社員だけどあまりこれといった経験や活かせるものがなく、日本では転職先がなかなか見つからない方。
日本だと転職の際に門前払いされることが多いですが、タイではやる気があれば採用してくれる会社もあります。
のんびりと暮らすだけであればコールセンターで働くというのも1つの方法です。
✅細かいことを気にしない方
鈍感力なんていう言葉も一時期はやりましたが、良い意味で細かいことを気にしすぎない方です。
日本の常識はタイでは非常識です。
当たり前だと思っていることが通じずストレスになることも多くなります。
そのため、気にしなくて良いことをいちいち気にしていると身が持ちません。
「だから居場所が欲しかった。バンコク、コールセンターで働く日本人」
タイ現地採用の中でも、コールセンターで働いている人について書かれた本です。
タイには何個かのコールセンターがあり、BOI企業という特別奨励をされている企業です。
ビジネスビザは出やすいですが最低給与の規定がないため、30,000Bくらいから働いている方もいます。
ギリギリの生活ですが、ストレスもほとんどなくのんびりと生活している方が多いです。
日本よりも収入は低くなっても、幸福度は増す方が多いです。
ノンフィクションですので読みごたえがあります。
男性がゴーゴーバーにはまってタイにくるという話は聞きますが、ゴーゴーボーイにハマる女性がいるのは衝撃的でした。
タイに旅立つ前に読んだのですが、タイで就職を考えている人には読んでほしい一冊です。
タイ就職を実際にやってみて
タイで就職したいと思い、2017年に転職活動をしていました。
日本国内では駐在でタイに行ける会社から探していきました。
もちろん、その方が待遇が良いからです。
しかし、条件的に難しかったのでタイでの現地採用も並行して調査。
タイ就職を考えて1番始めに行ったのは、ネットでの経験者談の調査と転職サイトへの登録でした。
代表的なサイトを以下に記載します。
タイ就職サイトは他にもさまざまありますので、求人を見てみるとどのような職種があるのかわかります。
また、海外就職説明会などもあり実際にタイで働いたことのある方のお話を聞く機会もあります。
私は今まで10回以上バンコクに行ったことがあったので、バンコクの状況がある程度はわかっていました。
まだタイに行ったことがない、数回しかない人はタイに旅行に行くのがおすすめです。
当時、応募した会社と始めにスカイプで1度面接をしました。
それから、有給をとって2泊3日でタイに行き面接をしました。
そこに内定をいただき、以前の職場を退職して1ヶ月準備をしてから、2018年からタイに来ました。
仕事をしながらだとタイへ面接に来るのは難しいため、仕事を辞めてからタイに来て就職活動する方もいます。
転職サイトで目星をつけてから、タイに1ヶ月くらい来て、そこで一気に面接を受けまくる方法もあります。
状況に合わせて計画していきましょう。
タイ就職の理由のまとめ
タイに行きたい理由は、根底には「タイが好き」というものがあります。
タイに行きたい理由とは別に、タイ就職してどのようになりたいかも考えましょう。
タイでキャリアアップするのか、数年過ごしてから日本へ帰るのか。
タイでバリバリ働きたいのか、ワークライフバランスを重視してのんびり過ごしたいのか。
具体的にどのようになりたいのか考えてみましょう。