ムエタイ修行をするキックボクサーや格闘家は多いですが、たくさんジムがありすぎて「どこのジムに練習に行くのがいいの?」と言う話はよく聞きます。その中でも厳しいと評判のジムがある。それがセンティアンノーイジムだ。バンコク郊外、ドンムアン空港よりさらに北側に行った場所、一言で言うとド田舎。周りには何もなく走ったり練習するには打って付けの場所である。
ムエタイ修行【センティアンノーイジム 】
センティアンノーイとは「小さなロウソクの火」と言う意味。
・センティアンノーイジム (日本語)
・sangtiennoi gym (English)
・ค่ายมวย แสงเทียนน้อย (タイ語)
”殺しのキッス”センティアンノーイとは
※写真はセンティアンノーイジムのHPから拝借しています。
試合で勝利後に相手にキスをすることから”殺しのキッス”と異名をもつセンティアンノーイ氏。日本では現RISE代表の伊藤隆さんやラモン・デッカーとも試合をしています。また、ジムの会長になってからも育成した選手のセコンドとして何度も来日し、日本人には馴染みの深い方です。
・1966年生まれ、パトゥムターニー県出身。
・13歳からムエタイを始める。
・4人兄弟だがムエタイを始めたはセンティアンノーイ氏だけ。
・ラジャダムナンスタジアム ジュニアライト級王者
・ルンピニースタジアム ライト級王者
・WMC世界ライト級王者
・20年近く活躍したがオランダ人に顎を壊され33歳で引退。
・地元パトゥムターニーにムエタイジムを開く。
家の近くにあったジムからムエタイ選手としてのキャリアをスタートしたセンティアンノーイ氏。そして勝ち星を重ねながらラジャダムナンスタジアムで活躍した後、ルンピニーのプロモーターとして有名なソンチャイ氏のプロモーションに移りルンピニースタジアムでも活躍。
特にスピードがあるとか、パワーがあるとか決して派手さはないが、右肩をあげてしっかりとガードを固め、常に前に出続けサウスポーからの左ミドル、ヒジとヒザの攻撃を得意とするスタイルでラジャダムナン、ルンピニー、WMCのタイトルを奪取する。
タイ人ではノックウィー、サッグモンコン、ナムカブアン、ナムポン、チャモアペット、チュアリー、スーパーレック、オロノー、サムゴーなどの強豪と対戦。外国人では”地獄の風車”ラモン・デッカーを始め、デニービル、ハッサン・カスリオイなどの強豪とも対戦し、歴史に残る名勝負を繰り広げてきた。
少し長いですが、ムエタイを始めた時のことやジムのことがまとまっている動画です。
センティアンノーイ VS ラモン・デッカー (後楽園ホール)
ルンピニースタジアムではセンティアンノーイがラモン・デッカーにヒジで切られてTKO負けを喫するが後楽園ホールでは、常に前に出てプレッシャーを与え主導権を握り続け判定勝利。
マニアックな人向けに、センティアンノーイ VS チュアリー
1991年当時、ラジャダムナンのトップ戦線で活躍していたセンティアンノーイとルンピニーのトップ戦線で活躍していたチュアリーの頂上対決。ガードを固めて左ミドルを出しながら前に出続けるセンティアンノーイが、首相撲からヒジを効かせて最終的にヒザでKO。
センティアンノーイジムで練習した有名人
日本人よりも外国人が多いです。また当時ライバルだったサムゴーがセンティアンノーイジムに来てからさらに強くなっていたのも有名な話。そして、ジョン・ウェイン・パーは若い頃からこのジムで修行してメキメキと強くなっていきました。
・ジョン・ウェイン・パー
・ジョシュ・バーネット
・エンセン井上
・山本Kid
センティアンノーイジムの場所
バンコクの北側にあるパトゥムターニー県に位置する。タイ国内有数の稲作地帯でもあり、とってものどかな土地柄です。ジムにはニワトリやブタも飼っています。
タクシーだとドンムアン空港から30〜40分だと思います。運転手に地図とタイ語の住所を見せれば大丈夫だと思います。
Sangtiennoi gym Muay Thai & Boxing
住所:23/5 ม. 4 ต. เชียงรากน้อย อ. สามโคก จ. ปทุมธานี, อำเภอสามโคก 12160
23/5 Mo4 T.CHAINGRAKNOI A.MUANG PATHUMTHANI 12160
Tel:080 614 4995
センティアンノーイジムの宿泊施設と料金
日本人や外国人選手がたくさんムエタイ修行に来ているだけあって、タイのジムとしてはとてもキレイな場所です。そして、Wi-fiもちゃんと完備されています。
料金は1日2回の練習と2回の食事付きで、宿泊費込みで1500バーツ。
センティアンノーイジムでの修行のメリット
・自然の中でムエタイ修行に打ち込める。
・外国人に対しても厳しく丁寧に指導してくれる。
・Wi-fiが完備され宿泊施設がキレイ。
・特にサウスポー選手にオススメ。
センティアンノーイジムでの修行のデメリット
・バンコクから少し距離がありまわりに何もない。
・ムエタイ用品を買いに行くには不便。
・K-1などヒジや首相撲なしルールの選手にはオススメしない。
ムエタイ修行【センティアンノーイジム】まとめ
タイに修行に行くと外国人に対してはあまり真剣に相手をしないトレーナーもいる。しかし、センティアンノーイジムでは外国人に対しても惜しみなく指導をしてくれる。その分指導も厳しいが集中して修行をして高度な技術や精神力を得るにはオススメのジムである。
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コメント
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[…] ソイ39にあるジムです。長期休み中の子どもたちのムエタイクラスでは、あのセンティアンノーイさんのジムに一緒に行ったりもしています。タイで長らく営業して老若男女が通ってい […]
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