タイではタクシーやバイタク(モーターサイ)の料金が日本よりも安くたくさん走っているため、利用する日本人の方も多いです。値段が安いので数百円程度で利用できてしまいます。(バイタクは日本には無いですが、本当に便利です。)また、GrabタクシーやGrabバイクなどもあるため、現在地から目的地までドアtoドアで行けてバンコクはとても便利です。
しかし、そんな便利なタクシーですが、日本人を悩ます問題が1つあります。

それは急発進、急ブレーキです。
タイ人は出発するときは急発進、止まる時は急ブレーキで止まる人が多いです。日本人の感覚からすると、乱暴な運転になります。運転手付きの日本人の方の運転手が急発進、急ブレーキを頻繁にしてしまうという話もよく聞きます。タイ人からするとそれが普通なのかもしれませんが…。
大人もそうですが、お子さんはこの運転により車酔いしてしまう子がとても多いようです。
【タイ語】タクシーで急発進、急ブレーキされた時になんて言えばいいの?
タイでタクシーやバイタクに乗る際に、日本人の方が不満に思うのが、急発進・急ブレーキです。タイ人の乱暴な車の運転時に覚えておくと便利なタイ語をまとめました。ゆっくり徐々に車を発進してもらいたい時にぜひ使ってみてください。
✅「ゆっくり徐々にスピードを上げることはできますか?」
ค่อยๆ ผ่อน คันเร่ง ได้ ไหม
( khɔ̂y khɔ̂y phɔ̀n khan rêŋ dâay máy )
✅「ゆっくりと出発してください。」
ออกตัว ช้าๆ หน่อย
( ɔ̀ɔk tua cháa cháa nɔ̀y )
✅「少しずつ行ってください。」
ค่อยๆ ไป ( khɔ̂y khɔ̂y pay )
✅「静かに運転してください。」
ค่อยๆ ขับ ( khɔ̂y khɔ̂y khàp )
※「コイコイ」で少しずつ、静かに、徐々に、ゆっくりなどの意味を表します。
✅「車に乗っている時、急発信、急ブレーキをする。」
เวลา รถ ออกตัว กะทันหัน เหยียบ เบรค กะทันหัน
( weelaa rót ɔ̀ɔk tua kathanhǎn yìap brèek kathanhǎn )
「チャーチャー」だけだとスピード自体を落とすだけになってしまうので、オークトゥア(発進、出発)をつけると伝わりやすいです。
タイ人運転手にお願いしたら変わるのか?
タイ人でも気を使って丁寧に運転してくれる方もいます。特にGrabタクシーを使った時は、とても丁寧に運転してくれる運転手さんもいます。しかし、それはほんとに稀です。ほとんどの運転手は急発進、急ブレーキが当たり前です。タイの文化なのか、タイ人の性分なのかわかりませんが。そのため、おそらく言ったところで変わらない人がほとんどだと思います。運転手の乱暴な運転に悩まされている日本人も少なからずいるようです。
また、タイの場合は嫌なら乗るな、嫌なら降りろと言われることもあるので日本とは状況がかなり違います。乗車時、日本は必ずお客さんを乗せますが、タイは行き先を告げて運転手が嫌な場合は断られます。ドアの開閉も、日本は運転手が開閉しますが、タイの場合は自分でドアの開閉をします。日本はお客様がタクシーを選びますが、タイは運転手が乗客を選びます。
日本のように注意やクレームを言ったところで変わらないのがタイなのです。タイでタクシーやバイタクに乗る際は急発進、急ブレーキはもちろん、運転手が運転したいように運転することを受け入れるしかありません。嫌なら乗るな!が常識なのです。
車の運転に関するタイ語
タクシーの運転に関わるタイ語を少しまとめました。
意味 | タイ語 | 読み方 |
運転する | ขับรถ | khàp rót |
運転手 | คนขับรถ | khon khàp rót |
アクセル | คันเร่ง | khan rêŋ |
ブレーキ | เบรค | brèek |
踏む | เหยียบ | yìap |
前進する | เดินหน้า | dəən nâa |
バックする | ถอยหลัง | thɔ̌ɔy lǎŋ |
Uターンする | กลับรถ | klàp rót |
まっすぐ行く | ตรงไป | troŋ pay |
曲がる | เลี้ยว | líaw |
降りる | ลง | loŋ |
駐車する | จอดรถ | cɔ̀ɔt rót |
駐車禁止 | ห้ามจอด | hâam jòt |
タイ語で急発進、急ブレーキのまとめ
車酔いしやすい方や、お子さんがいる方は大変かもしれませんが、タイではタクシーに乗る際に急発進、急ブレーキをすることは覚悟しましょう!笑
日本のようにお客様ファーストでは無いので、仕方がないです。また、タイ人の性格も影響していると思います。しかし、徐々にスピードを上げてもらえるようにお願いしたら、もしかしたら少しはかわるかもしれません。その時は、ぜひ上のタイ語を試してみてください。