中国の武漢から端を発したコロナウィルスですが、その中でニュースや記事に出てくる知っていると便利なタイ語15選をまとめました。
タイ語を勉強している中で、テキストには載っているけど実際はほとんど耳にしない、タイ人は使っていないという言葉もよくあります。

そのため、実際に身近に出てくる話題と関連づけながら覚えていくと覚えも理解も早くなります。
ニュースやWEBページなどで耳にしたり、目にしたりする言葉が中心となります。タイに住んでいるけどあまりタイ語が分からない方、これからタイ語を勉強する方、タイ語初心者向けの記事です。
タイは3月後半くらいから航空便のキャンセルが相次ぎ、4月からは入国も拒否、そして非常事態宣言が発令され約2ヶ月半くらいはほとんどの営業活動が停止し、経済が止まっていました。
⇒タイの新型コロナウィルスの出国と入国についての最新情報!3月15日
⇒タイでは2週間(3/18〜3/31)の娯楽施設の営業停止命令が出たってよ!
ソンクラーンでの人が集まっての酒盛りを禁止するために、酒類販売禁止令なんていうものも4月半ばから2~3週間発令されました。
タイ国内での感染者はほぼゼロで海外からの渡航者からの陽性者のみで、半年ほど落ち着いてきました。6月から非日常から日常へとだんだん戻ってきて、タイ国内では旅行も推奨され少しずつ平穏さを取り戻していました。
しかし、12月にバンコクの西隣のサムットサコーン県のエビ市場からクラスターが発生して、一部地域のロックダウンが起こっています。バンコクでも在宅ワーク推奨、あまり出歩かないように政府から指示が出ていますので、まだまだ注意が必要です。
また、タイ語の子音から確認したい方は以下を参照ください。
⇒タイ語のアルファベットก.ไก่ゴーガイ(子音)を歌で楽しく覚えちゃう!
コロナ禍で覚える!知っていると便利なタイ語15選!!
ウィルス
ไวรัส (wayrás、ワイラッス) = ウィルス
和製英語だとウィルス、ウィルスと発音してしまうため、いきなり「ワイラス」と言われるとなんのことと思いますが、英語やタイ語と和製英語はまったく発音が違います。逆にタイ人にウィルスと言ってもまったく通じませんでした。
COVID-19
โควิด-19 (khoowìt sìp kâaw、コーウィット シップガーオ) = 新型コロナウィルス
日本語だとコロナですが、新型コロナウィルスは英語やタイ語だとCOVID-19です。
コロナウィルスの場合は、ไวรัสโคโรนา (wayrás khooroonâa、ワイラス コーローナー)
コロナもたまに聞きますが、タイではコーウィットのほうがよく耳にします。
感染する
ติดเชื้อ (tìt chʉ́a、ティット チュア) = 感染する
コロナやカゼなどに感染する場合に使います。そのため、頻繁に耳にするタイ語のうちの1つです。
ติดเชื้อ โควิด-19 (ティット チュア コーウィット シップガーオ )
= 新型コロナに感染する。
隔離
กักตัว (kàk tua、ガック トゥア) = 隔離する
ガックが「引き留める」等の意味で、 トゥアが「体、自分」という意味です。
ニュースでも14日間の隔離の場合の「隔離」に使われています。
流行する(病気が)
ระบาด (rábàat、ラバート) = 流行する
コロナなどの病気が流行する場合に使われます。
マスク
หน้ากาก อนามัย (nâa kàak anaamay、ナーガーク アナマイ) = 衛生マスク
ナーガークが「マスク」で、アナマイが「衛生、健康」などの意味です。
ผ้า(パー=布)を付けると、ナーガークパーで布マスクの意味になります。
防ぐ
ป้องกัน (pɔ̂ŋ kan、ポン ガン) = 防ぐ、守る
自分を守る場合、感染などを防ぐ場合に使われます。
非常事態宣言
(prakàat sathǎanakaan chùkchə̌ən、プラガート サタナガーン チュクチューン)
非常事態宣言のことです。状況や事態という意味でサタナガーンもよく耳にします。
プラガートが「宣言する」
サタナガーンが「事態、状況」
チュクチューン が「非常、緊急」
経済
เศรษฐกิจ (sèetthàkìt、セータギット) = 経済
不景気の場合は、語尾にマイディーを付けて、เศรษฐกิจไม่ดี (セータギットマイディー)
影響、効果
ผลกระทบ (phǒn kràthóp、ポン グラトップ) = 影響、効果
ポンが「結果」でグラトップが「影響する」
亡くなる、死ぬ
เสียชีวิต (sǐa chiiwít、シア チーウィット) = 亡くなる、死ぬ
シアが「壊れる、失う」などの意味で、お腹を壊す場合のトンシアも同じシアです。
チーウィットは「命、人生、生活」などの意味があります。
治療する
รักษา (ráksǎa、ラクサー) = 管理する、保つ、治療する
治る
หายแล้ว (hǎay lɛ́ɛw、ハーイレーオ) = 消える、治る
ハーイが「消える、治る」でレーオが完了を表します。病気が治ったことを表します。
政府
รัฐบาล (rátthabaan、ラッタバーン) = 政府
ニュースなどでもラッタバーン(政府)はよく耳にします。
外国人労働者
คนต่างด้าว (khon tàaŋ dâaw、コン ターン ダーオ) = 外国人労働者、外国人
外国人は、คนต่างประเทศ (khon tàaŋ prathêet、ターン プラテート)もありますが、コンタンダーオはミャンマー、カンボジア、ラオスなどタイに隣接している国からの出稼ぎ労働者のことを言うことが多いです。そのため、コロナ関連のニュースではコンタンダーオをよく耳にします。
また、ミャンマー、カンボジア、ラオスも初めて聞いたときは「どこの国!?」って思ってしまいました。
ミャンマー
พม่า (phamâa、パマー)

初めて聞いたときは「えっどこ!?」って思いました。
カンボジア
กัมพูชา (kamphuchaa、ガムプーチャー)
または
เขมร (khàměen、カメーン)
ニュースではガンプーチャーをよく耳にします。話し言葉ではカメーンもよく使うそうです。ガンプーチャーは初見でカンボジアってわかる日本人がいたら驚きです。
ラオス
ลาว (laaw、ラーオ)
語尾のスを発音しないだけなのでラオスはなんとなくわかる気がします。
コロナ禍のタイ語15選まとめ
タイ語を覚えるにあたって、まったく普段使わない言葉や言い回しを覚えてもあまり記憶に残りにくいですが、実際に身近に出てくる話題だとタイムリーなので覚えやすいです。和製英語とタイ英語もまったく発音が違うため、聞き慣れていないとわかりません。そのため、タイの発音や発声の仕方に慣れていく必要があります。タイ語を勉強して間もない方やこれからタイ語を勉強しようと思っている方の参考になれば幸いです。