毎年11月になると世界中からたくさんの人々がタイに訪れます。それはタイ全土で灯籠流しの「ロイクラトン祭り」が行われているからです。もともと仏教に関わる伝統的な風習ですがSNSでその美しさが世界中に認知されていきました。旧暦の12月(現在の11月)の満月の夜に行われるため、毎年日程が少し異なりますので確認は必要です。
※2019年は11月11日(月)に開催
ロイクラトン祭りとコムローイ祭りの違い
ロイクラトン祭り
・日本語:ローイクラトン
・英語:Loy Krathong
・タイ語:วันลอยกระทง
「クラトン」とは灯籠のことで川や池など水のある場所で行う灯籠流しのことです。広場に池のようなプールを作ってそこに流すところもあります。もともと仏教に関わる行事で昔から続いている伝統的な風習です。SNSの流行とともに世界中にも広くふれ渡り人気に火がつきました。
・川の女神、水との関わりに感謝の気持ちを捧げる
・自らを清める
灯籠が流れて輝く様子はとても美しいです。
コムローイ祭り
勘違いしやすいのがロイクラトン祭りとコムローイ祭りです。この二つは別のお祭りになります。チェンマイではロイクラトンはイーペンと呼ばれ、同じように開催されます。それとは別にランタンを空にあげるのがコムローイです。同じ時期に開催されるため間違える人が多いのです。そういう私もはじめは勘違いをしていました。コムローイはチェンマイ各地で開催されていますが、SNSで人気が一気に高まり世界各地から人々が訪れる大人気のお祭りになっています。ディズニーの「塔の上のラプンツェル」のモデルにもなったことで聞いたこともあるかもしれません。もし行こうしている人は大人気のためお早めに計画することをオススメします。
・農作物の収穫を祝う
・ブッダに感謝をし厄よけや自らを清める
コムローイ祭りの幻想的な光景
ものスゴい数のランタンが空に昇っていく様は世界一美しいとも言われています。実はまだ生では見たことがないので来年はチェンマイに見に行きたいという思いを込めて書いています。書くと実現するというので実現するように頑張ります。それにしてもランタンが空に上がっていく様子は幻想的な光景ですね。
ロイクラトンの課題
SNSで世界中に広まりお祭りの最中はキレイですが課題もたくさんあります。それはゴミ問題です。川や池に灯籠を流したその後はゴミの山になっています。それを片付ける人たちはとても大変です。それから、コムローイ祭りでのランタンが民家に落ちてきて火事になってしまうこともあり課題になっています。これだけ幻想的で美しい風習ですので、ぜひなくならないでもらいたいです。
まとめ
ロイクラトン祭りやコムローイ祭りはタイの仏教に関わる伝統的な行事です。ただその美しさから世界的にも有名になっています。まるで映画やアニメの中のような美しい世界。ゴミや火事などの課題があり対応策は迫られますが、うまく付き合いながら今後もロイクラトン祭りやコムローイ祭りを続けていってもらいたいです。来年はチェンマイのコムローイ祭りに行くぞ。
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