
「えっ!?こんなに少なかったっけ…」
心の中でそう呟いたのを覚えている。ひと昔まえにタイの街中で日本円からタイバーツへ両替したときは、
1万円 ⇨ 3,000バーツ以上だった気がする。
最近、両替したときに
1万円 ⇨ 2,800バーツ前後で
「えっ!?こんなに少なかったっけ…」
そんなふうに思ったのを覚えている。
要するに、タイバーツと日本円で比較したときに、タイバーツの価値が上がってきている。(日本円の価値が下がってきている。)と言うことなのだ。
10年前は 1バーツ ⇨ 約2.7円。
今は 1バーツ ⇨ 約3.5円
これだけでも大きな違いだ。
※2020年4月追記 1バーツ=3.2〜3.3円ほどです。
※2022年3月追記 1バーツ=3.5〜3.6円ほどです。
※2023年7月追記 1バーツ=4円ほどです。
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タイ移住についてレートと物価から考察してみた
レートと物価からみる外こもりの昔と今
ひと昔まえに流行ったタイへの外こもり。まだビザの取得もそこまで厳しくなく、ビザラン(国外へ出ると30日分滞在期間延長できる)もできたことから、日本人でもたくさんの方がタイを訪れていた。日本で100万円くらいためて、何をするわけでもなくタイのカオサンなどで質素に過ごす生活。
100万円をバーツに両替してみると、
- 100万円 ⇨ 約37万バーツ (昔)
- 100万円 ⇨ 約29万バーツ (今)
※1バーツ ⇨ 2.7円(昔)と3.5円(今)でザックリと計算した場合。
昔と今では約8万バーツほどの違いが出てくる。外こもりの人にとってはビザ的にもコスト的に厳しくなってきているのが現状です。
※1バーツ=4円計算だと、
100万円 ⇨ 約25万バーツ
レートと物価からみるセミリタイアの昔と今
タイ移住してセミリタイアしようという人も多いと思う。ある程度お金をためてからセミリタイアする方の場合、仮に3000万円持っていたとすると、
- 約1100万バーツ (昔)
- 約857万バーツ (今)
もし3万バーツ/月で質素に過したとしたら、
- 約30年間過ごせる (昔)
- 約23年間過ごせる (今)
ただ、日本食を食べたりゴルフをやったりして、それなりに贅沢にお金を使っていくと日本と同じくらいコストがかかってしまう。
もし7万バーツ/月で過したら、
- 約13年間 (昔)
- 約10年間 (今)
そこそこの暮らしをして過していこうと思ったら、10年足らずでお金がなくなってしまう計算。ゴルフばかり、日本人の仲間と日本食を食べながら飲み会。そんな日々だとお金がいくらあっても足りないと言う話である。そのため、少しでも稼ぎながら過ごすとか、個人で稼ぎながらセミリタイアを目指す。最近はそんな方が増えている気がします。
レートと物価からみる駐在員の昔と今
タイに住んでいる駐在員の場合。昔は福利厚生も厚く余裕を持って海外で経験を積んで、帰国後は出世街道をひた走ると言う、絵に描いたような生活。現在は日系企業の進出が増えたこともあり、20代や30代の若手の一般社員でも海外駐在に来る方が多いように感じる。若くて小さいお子さん連れの日本人もとてもよく見かける。また海外手当ても昔よりは少なくなってきたと言う話も耳にする。
海外駐在員としては、
- 出世コースのエリート社員が多かった (昔)
- 支社長クラスもいるし若手社員もいるし人によりけり (今)
レートと物価からみる現地採用の昔と今
現地採用の場合。昔はまだ日本人向けのサービスをする企業も少なく、働くにしても英語やタイ語などがある程度のレベルでないとできなかった。最近では日本人向けのサービスをする企業が増え、そういった企業では日本語だけでも問題なしというところが多い。特にバンコクでは日本人が日本人に向けに行うサービスが多い。そのため、敷居が低くなりさまざまな人がタイに訪れる。新卒でそのままタイで働く人もいるほど。
某テレビ番組で紹介される「幸せ!ボンビーガール」もその一角である。日本で派遣社員、フリーターなどをしていると本当に稼げない人も多い。タイに来ると日本人の最低賃金が5万バーツ(約17.5万円)以上なのである。日本の賃金が下がり続けていると言うこともあり、悲しいかな、日本にいるよりも収入が上がる方も意外と多い。
もしタイで10万バーツ稼いだ場合、
- 日本円にすると ⇨ 約27万円 (昔)
- 日本円にすると ⇨ 約35万円 (今)
このまま日本の賃金が上がらない、タイの物価が上がってくると、ヘタに日本で働くよりも稼げる。日本で働き口がなく逆にタイに出稼ぎにくる人も増えるのではないか!笑
個人的に推奨するワケではないが、日本人のサービスもまだまだ増え、経済発展もし続けているタイ。今後も現地採用で働きに来る人は増えていくと思う。
タイ移住して実際に生活してみた感想
実際にタイで住んでみた感想としては、日本食や一部の物などはとても物価が上がってきていると思う。だが、家賃や食費については日本よりはだいぶコストを抑えられる。そのためタイに移住のメリットはまだまだあります。
・ジム、プール、駐車場付きのコンドミニアムに手軽な値段でも住める。
・生活費が日本の1/2になった。 (←筆者の場合)
・そのため月10万円以上貯金できるようになった。
しかし、毎日タイ料理を食べて過ごせる人にとっては安いが、日本食を食べて日本と同じような生活がしたい人にとっては、日本と変わらないか日本よりもコストがかかってしまうかもしれない。
・日本食や日本の製品は輸入しているので高い。
※毎日タイ料理だけで過ごせる人は全体の1割くらい。(←個人的な感想)
タイ移住のレートと物価まとめ
セミリタイアを考えている方は今後の人生プランやコストについてタイ移住に関してはレートと物価を頭に入れながら、綿密な計画が必要になってくると思う。勢いだけだと話題の困窮老人になりかねない。ただ若い人でチャレンジしてみたい人、海外に住んでみたい人、日本でくすぶっている人にとっては、タイに移住してみるのも、今後のひとつの選択肢なのだと思う。
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