タイで非常事態宣言がとうとう発令!実際はどうなの?

タイ生活
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タイではとうとう3/26から非常事態宣言が発令されました。

1月下旬くらいまでは新型コロナウィルスについては、中国の武漢のニュースを見て「実際に身の回りで起こったら怖いな!」と思いつつも、対岸の火事だと思っていました。ただ、タイでは1月下旬から2月上旬まで春節だったため大勢の中国人がタイに旅行に来ていたので心配ではありました。ヤワラート(タイの中華街)周辺では中国人でごった返していて、あまり近づかないようにとも注意喚起されていました。その頃もまだ気をつけていれば問題ないと少し人ごとでした。もしタイでも広がったら怖いなと思いつつも、ココロの中では「まあ大丈夫だろう」とタカをくくっていました。

そう営業停止の閣議決定が出るまでは…。

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3/18〜3/31まで営業禁止の閣議決定

2月中はまだタイでは数十人程度しか報告されていなかったので、まだ心配していませんでした。2月下旬くらいから、タイの学校やバンコク日本人学校では日本からタイに戻ってきた場合は、14日間は登校禁止にする指示が出されました。企業でも14日間は自宅待機でリモートワークをするように促され、だんだんとタイでも影響するようになり、マスクやアルコール消毒液が街から消えていきました。この頃になって、ようやく「ヤバイな!」と思うようになってきました。だって、マスクがまったくないんだもん。ただ、政府としては特に厳しい政令は出していなかったので、日本から旅行に来て遊び歩いている人、飲み歩いている人も少なからずいました。

しかし、3/17にバンコクのバー、ナイトクラブ、ムエタイスタジアム、スポーツ施設、学校、民間の学習塾に営業停止の閣議決定が出てしまいました。

個人的には営業停止命令はうすうす予想はしていましたが、実際に起こると信じられなかったです。特に補償もなくいきなりの営業停止命令。営業できないのでもちろん収入も無くなります。本当に驚いた時は言葉が出ないと言いますが、本当に驚きとともに言葉が出なかったです。バンコクの街はバーやナイトクラブなど夜も外国人で賑わっているので、経済的な影響が大きく出てきます。飲食店、サービス業のみなさんは唖然とするしかなかったです。

タイでは2週間(3/18〜3/31)の娯楽施設の営業停止命令が出たってよ!

3/22〜4/12まで営業禁止の閣議決定

スーパー、コンビニ、薬局、銀行など以外のサービス業はほぼすべて営業停止になりました。レストランやカフェはお持ち帰りか、デリバリーのみ可能です。

ムエタイのルンピニースタジアムからクラスター感染が起こりました。さらに、トンロー界隈のバーやパブでも感染が見つかり、とうとう強制的な営業停止になりました。したがって、外では飲食できる場所は無くなってしまいました。ジムなどのスポーツ施設も営業停止でバンコク在住者はほとんどやることが無くなりました。ただ、タイは軍事政権ということもありタイ人は営業停止や外出の自粛令が出ると本当に自粛します。日本では自粛と言っても花見に行ったり、飲みに行ったりと自粛しない人が多いですが、タイは本当に逮捕されたり罰金になってしまうので従います。そのため、みなさんしっかりと自粛して街には人があまりいません。これだけ静かなバンコクは初めてです。

バンコクで一時閉鎖!?3/22〜4/12まで営業停止を閣議決定

営業停止命令が出ている店舗の一覧です。

1.レストラン(テイクアウトの場合,もしくはホテル内レストランが同ホテルの宿泊客にのみ食事を提供する場合のみ開業可)

2.ショッピングモール。ただし,スーパーマーケット,薬や生活必需品を販売する店,テイクアウトが出来るレストランは除く。

3.コンビニエンスストア内の飲食可能なエリア

4.市場・定期市(生鮮食品、水気を伴わない食品、テイクアウトのために調理された飲食物,ペット食品、薬や生活必需品を販売する店のみ営業)

5.美容室,理髪店

6.刺青や身体の一部に針等を刺す場所

7.スケート・ローラースケート場,その他の遊技場

8.遊園地,ボーリング場,ボードゲーム場

9.ゲームセンター,インターネット屋

10.ゴルフ場,ゴルフ練習場

11.プールや類似の活動を行う施設

12.闘鶏場,闘鶏養成場

13.仏教のお守りや仏像販売所

14.見本市場,会議場,展示場

15.すべての教育レベルの教育施設と私塾

16.フィットネス,美容クリニック、美容関連店

17.健康増進施設(スパ,マッサージ店,美容マッサージ店)

18.ペット用スパ,入浴、トリミング,飼育,一時預かり施設

19.個室付浴場

20.入浴,サウナ,薬用サウナのサービスを提供する店

21.興業場(映画館,劇場,興行場)

22.運動場

23.エンターメント場や右に類似する施設

24.ボクシング場,ボクシング学校

25.競技場

26.競馬場

在タイ日本大使館

世界有数の歓楽街、眠らない街バンコクが眠ってしまった!!

タイで3/26〜4/30まで非常事態宣言がとうとう発令!実際は?

3/24にタイのプラユット首相から、とうとう非常事態宣言が出てしまいました。

理由としては、バンコクの営業停止命令を出したことで、仕事を失った人や休業になった人がたくさん出てきました。そのため、しばらく仕事が無いので地方へ帰る人で溢れかえりました。バンコクから地方へ感染が広がることを恐れて急遽、非常事態宣言を出したというのが本当のところです。慌てて非常事態宣言を出したというのが事実で、特に細かい内容についてはニュースでも言われませんでした。

バンコク在住の日本人としてはもっと厳しい外出禁止令が出ると思っていました。

 ✅今までの営業禁止は継続する。

 ✅県境で検問する。

 ✅電車や建物に入る際には、マスク、検温を徹底する。

 ✅70歳以上、5歳未満については外出自粛する。

 ✅仕事はなるべくリモートワークを推奨する。

実際は3月中旬の週については1日で100人くらいずつ感染者が増加していましたが、非常事態宣言が出る前と出た後で何かが変わったかと言うと、特別に大きく変わったことはありません。特に外出禁止と言うこともありません。だから、バンコク在住者の間では少し拍子抜けなところが大きいです。ただ、コンビニに入るにもマスクが必要だったりと、マスク着用については厳しくなった気がします。それから、建物に入るときには必ずアルコール消毒しろと書かれています。そういった細かいところでは厳しくなってきています。

まとめ

イタリアを含むヨーロッパやアメリカなどの病床が足りなくなるほど感染者が出ていないタイなので、非常事態宣言と言っても意味合いが異なってきます。タイでは非常事態宣言と言っても外出自体は可能で特に大きな違いは無いように感じます。タイの非常事態宣言では新型コロナウィルスの影響というよりも経済的な影響のほうが大きく影響してきます。新型コロナウィルスで亡くなる人は少ないですが、不況による餓死や犯罪などが増えてきています。通常通りに仕事があって生活できることがいかに幸せなことか改めて痛感させられます。早くタイも日本も普段の生活に戻ることを祈っています。

コメント

  1. […] タイで非常事態宣言がとうとう発令!実際はどうなの? […]

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