世界最強の格闘技と言われる”ムエタイ”。日本のキックボクシングは妥当ムエタイを掲げることで成長してきたと言っても過言ではない。ムエタイに挑んだ日本人はたくさんいるが、多くの選手たちがムエタイ500年の歴史の前に敗れ去っていった。ただ、その中でもムエタイの牙城を崩した日本人たちがいることも事実である。タイの二大殿堂と言われるラジャダムナン・スタジアムとルンピニー・スタジアム。そのラジャダムナン・スタジアムの王者となった日本人は8人もいます。
※2019年11月29日現在
【ムエタイ】ラジャダムナンスタジアムの歴代日本人王者一覧
【選手名】 | 【階級】 | 【年月日】 | 【場所】 |
藤原 敏男 | ライト級 | 1978年3月8日 | 後楽園ホール |
小笠原仁 | ジュニアミドル級 | 2000年12月3日 | ラジャダムナンスタジアム |
武田幸三 | ウェルター級王者 | 2001年1月21日 | 後楽園ホール |
石井宏樹 | スーパーライト級 | 2011年10月2日 | 後楽園ホール |
Tー98 | スーパーウェルター級 | 2016年6月1日 | 後楽園ホール |
梅野源治 | ライト級 | 2016年10月23日 | ディファ有明 |
名高 エイワスポーツジム | ミニフライ級 | 2018年12月9日 | 横浜大さん橋ホール |
竜哉 エイワスポーツジム | ミニフライ級 | 2019年9月9日 | ラジャダムナンスタジアム |
シンヤ・ホクセイジム (石毛慎也) | ミドル級 | 2019年11月28日 | ラジャダムナンスタジアム |
この中でも特に注目すべきは現地ラジャダムナン・スタジアムでチャンピオンになった小笠原仁選手と竜哉・エイワスポーツジム選手。そして、ライト級よりも小さい階級ではタイ人の層がとても厚く”神の階級”と言われ、外国人がチャンピオンになるのは不可能だと言われていました。2018年までは…。しかし、名高・エイワスポーツジム選手、竜哉・エイワスポーツジム選手がその牙城を崩し、歴史を大きく塗り替えました。
※2019年11月28日(木)のシェフ・ブンタム興行にてミドル級王者に輝いたシンヤ・ホクセイジム選手を追加しました。
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日本人1人目:藤原敏男(目白ジム)
外国人で初めてラジャダムナンスタジアムの王者となった後楽園ホールでの一戦。タイの国技”ムエタイ”においてタイ人以外がチャンピオンになるなんて考えられなかった時代での快挙です。日本の国技”相撲”において外国人が横綱になるなんてありえないと思われていたのと同様ですね。ここから全てが始まった。
1978年3月8日 vsモンサワン 4RKO勝利
日本人2人目:小笠原仁(伊原道場)
2000年12月3日 デンスッキー・ハマーチャイウィラー(5位:タイ)との王座決定戦で1R1:14 KO勝ちで現地での王者奪取に成功した初めての日本人選手。後楽園ホールで防衛に失敗してからは突然キック業界からいなくなったという人が多いですが、現在はRIKIX(リキックス)でインストラクターもしています。
日本人3人目:武田幸三(治政館)
2001年1月21日 vs チャラームダム・シットラットラガーン 2R 2:12 KO(右ストレート)
超合金と言われるほどの鍛え抜かれた筋肉。ローキックで足を削り、右ストレートで倒すスタイル。ラジャダムナンタイトルマッチでもフェイントを入れて相手が打とうとした時にカウンターの右を合わせての見事なKO勝利です。
日本人4人目:石井宏樹(藤本ジム)
2011年10月2日 アピサックK.T.ジムに5R3-0の判定勝ちで4度目のラジャダムナン挑戦でチャンピオンに。そして、チャンピオンになったのもスゴいことですが、初めて防衛をした日本人でもあります。
そして石井宏樹選手も現在はRIKIX(リキックス)でインストラクターをしています。
日本人5人目:Tー98(クロスポイント吉祥寺)
2016年6月1日 ナーヴィー・イーグルムエタイ VS T−98 判定3−0勝利
ラジャダムナンスタジアムのチャンピオンになり、そして日本人として初めて現地での防衛に成功しています。現在も”KNOCK OUT”をはじめ数々の団体で活躍中です。
日本人6人目:梅野源治(PHOENIX)
日本人の中でももっともムエタイにの頂点に近いと言われていた梅野源治選手。いつラジャダムナンのチャンピオンになるかと言われていましたが、2016年10月23日、ディファ有明にてヨードレックペット・オー・ピティサックに判定3−0で勝利してチャンピオンになりました。
日本人7人目:名高・エイワスポーツジム
2018年12月9日に横浜大さん橋ホールでハーキュリ・ペッシームに勝利し、ラジャダムナンスタジアムのミニフライ級チャンピオンになりました。軽量級の選手層がとても厚いタイで、この神の階級でチャンピオンになるという快挙を成し遂げた。テレビ番組のミライ☆モンスターでも取り上げられ話題の選手です。
さらに、ラジャダムナンスタジアムだけでなくルンピニースタジアムのチャンピオンになりました。両スタジアムのチャンピオンになったのは日本人で初、外国人でも初の快挙です。
日本人8人目:竜哉・エイワスポーツジム
今若い選手が活躍中のエイワスポーツジム。2019年9月9日、現地ラジャダムナンスタジアムにてモンコンユー・エンニームエタイ(タイ/6位)に勝利し、竜哉・エイワスポーツジムもラジャダムナンスタジアムのチャンピオンになりました。軽量級で現地でのチャンピオン奪取という偉業です。
日本人9人目:シンヤ・ホクセイジム
30歳を過ぎてからはアンモープロモーター(チュワタナジム)のもと、ムエタイのベルトに標準を絞り、タイでしか試合をしていない石毛選手のラジャダムナンスタジアムへの挑戦。
2019年11月28日(木)のシェフ・ブンタム興行の第8試合でミドル級タイトルマッチを行い見事に勝利を納め、現地でのベルト奪取に成功しました。40歳での悲願達成です。
ラジャダムナンスタジアムの歴代王者まとめ
ムエタイはキックボクシングとは採点方法が違い、パンチのダメージよりもヒジ、ヒザ、ミドルキック、それからコカしなどがポイントになってきます。そのため、タイ人の牙城を崩すことは簡単なことではありません。ただ日本にもタイ人のトレーナーがたくさん来るようになり、また動画でもハイレベルな戦いが見られるようになり、日本人のムエタイに対するノウハウも溜まってきました。K-1路線なども盛り上がってきていますが、妥当ムエタイという目標を掲げ今後もさらに日本キックボクシング界の裾野が広がっていくことを願っています。
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