キックボクサーになるためにはどうすればいいのか徹底解説!

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キックボクサーになるにはどうすればいいですか?

プロ興行に1度でも出場したらもうプロ選手です!

「えっ!プロライセンスは?」と疑問に思う人もいますが、キックボクシングの場合はプロライセンスがなくてもプロのリングに立つことができます。キックボクシングはたくさんの団体が乱立し、各団体ごとにライセンス取得の基準が違ったり、そもそもプロテストをせずにプロの興行に出場している選手もたくさんいます。したがって、キックボクシングのプロ興行に出場したらもうプロ選手になります。

キックボクサーになる方法やファイトマネーなど収入についてさまざまな記事が書かれていますが、これからキックボクサーになりたい人に向けて自分の経験をふまえて具体的に書いていきます。現在は引退していますが、キックボクサーとしてアマチュアで14戦、プロとして約7年間選手生活をして30戦試合をしました。実際の経験も含めて徹底解説していきます。

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これからキックボクサーになりたい人

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キックボクサーとしてプロデビューするには

具体的には何をしたらいいですか?

キックボクサーのプロライセンスを取得する

キックボクシングジムは大きく分けて2つあります。

 ✅キックボクシング団体に加盟しているジム

 ✅無所属のフリーのジム

キックボクシング団体に加盟しているジムについては、それぞれの団体で発行するプロライセンスがあります。プロテストを受けて合格すればプロライセンスを取得できます。プロテストは団体により違いますが、実技のスパーリング、体力テスト、首相撲などです。筆記試験では基本的なルールなどキックボクシングに関するテストの○×形式です。

キックボクシングのプロテストを受けるにはジムの会長の許可が必要です。会長から受ける実力があると認められれば受けられます。実力が備わっていなければ受けさせてもらえません。そのため、受験する時点でだいたいの人がプロになれるくらいの実力は備えていることになります。

キックボクシングのアマチュア大会で結果を出す

最近はキックボクシングのアマチュアの大会もたくさんあります。東京では月に数回開催される月もあります。同じ日に複数の団体がアマチュア大会を開催していることもあります。そのため試合経験を積むのに困ることはありません。アマチュアでもチャンピオンを決めたり、トーナメントを開催している大会もあります。トーナメントで優勝したりアマチュアチャンピオンになれば実力が認められて、プロの興行に声をかけられることもあります。

キックボクシングのアマチュア大会が多く開催されるため、アマチュアでしっかりと実績を積んでプロデビューする人が多くなっています。しかし、必ずしもアマチュア大会で結果を出さないとプロになれないわけではありません。アマチュアで1戦もしたことがない人や、1〜2戦だけしてプロデビューする選手もいます。要はプロで通用するだけの実力があればキックボクサーになれます。

会長からの推薦

結局のところはジムの会長と興行のプロモーターとの話で、誰といくらのファイトマネーで試合をするか決定していくので、会長に認められればプロキックボクサーになれます。普段の練習やアマチュアの試合で実力が示せればプロテストなく会長から推薦してもらいプロの興行に出場できます。1度出場してしまうとそれからはもうプロ選手として扱われます。だから、1番の近道はジムの会長に実力を認めてもらうことになります。

キックボクサーになるための期間は

キックボクサーになるにはプロで試合をするだけの実力があればいいので、始めて半年でプロデビューする人もいますし、アマチュア大会で何年もしっかりと実績を積んでからデビューする人もいます。キックボクサーになりたい人は少しでも早くデビューしたい気持ちが強いと思いますが、アマチュア大会でしっかりと実績を積んでフィジカル、防御、攻撃ともに万全の状態でプロになることをオススメします。

特にプロになって1度も勝てなかった。しっかりとした防御ができず大ケガをするのが怖いです。自分がジムの会長だったら、まずはプロとしてのフィジカルと体力がついているか、アマチュア大会である程度落ち着いて相手の攻撃を見て防御できるかを最低ラインとします。プロ選手でも全然ガードができていない選手もいて、すぐに負けてしまう場面を何度も見てきました。プロでしっかりとキャリアを積むためにもまずはカラダづくりをしましょう。

キックボクサーは視力が良くないとなれないのか

ボクシングではプロテストで視力が一定以上あり、コンタクトレンズをつけてはいけないなど決まりがありますが、キックボクシングでは視力についての規定は特にありません。視力が悪くコンタクトレンズをして試合をする人もけっこういます。それでも問題ありません。

また、レーシックをしたりオルソケラトロジーをして視力矯正をしている人もいます。レーシックについては手術をしたら数ヶ月は衝撃を受ける練習ができないのと、殴られて元に戻ってしまう人もいますのでよく検討してください。オルソケラトロジーは角膜にクセをつけ、就寝中につける特殊なレンズですが、とても高額です。お金がある人は検討しましょう。レーシックを考えている人は実際に行なっているキックボクサーに聞いてから慎重に行うことをオススメします。同じジムにもレーシックをしている人が何人かいましたが、特に問題ないと言っていました。

キックボクサーに年齢制限はあるのか

キックボクサーには年齢制限は特にありません。中学生でプロデビューする人もいれば40歳をすぎて試合に出場している選手もいます。若くしてデビューして若いうちに引退してしまう選手もいれば30歳すぎてからプロデビューして活躍する選手もいます。そのため、始めるのに遅いということはありません。できれば早く始めた方がいいですが、本当にキックボクサーになりたい人は今できることを精一杯取り組んでぜひ夢を叶えてもらいたいです。

キックボクシング団体や興行

キックボクシングプロ団体

キックボクシングとムエタイの団体や興行を挙げていきます。関西圏や地方で行われている興行については載せていませんが、地方興行も増えてきています。しかし、興行の数としては東京が圧倒的に多いです。

キックボクシング

マーシャルアーツ(MA)日本キックボクシング連盟

ジャパン・キックボクシング・イノベーション

ニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)

新日本キックボクシング協会

ジャパンキックボクシング協会

NKB日本キックボクシング連盟

J-NETWORK

ムエタイ

BOM

MUAYTHAI OPEN

MuayThai Super Fight

【最新版】ムエタイとキックボクシングの違いとは?

立ち技格闘技団体

純粋なキックボクシングやムエタイとは違い、ヒジ無しルールなどその他の立ち技格闘技団体も増えています。K-1を代表としてヒジ無しの格闘技をやりたい人はK-1のジムに入りましょう。シュートボクシングは立った状態での投げや関節技があります。REBELSやKNOCK OUTはヒジ有りルールとヒジ無しルールがあるため、キックボクシングではなく立ち技格闘技としています。

K-1

Krush

シュートボクシング(SB)

RISE

REBELS

KNOCK OUT

Bigbang

女子キックボクシング興行

女子キックボクサーの試合は通常の興行の中では、1試合か2試合行われることが多いです。ただ、最近は女子キックボクサーも増えてきているので、J-NETやRISEなどで女子中心の大会も行われるようになってきました。そのため、試合やチャンピオンへのチャンスも増えています。

キックボクシングをする女性は増えてきて、ジムでもよく見かけるようになりました。しかし、女子のプロ選手は少ないため練習相手を見つけることが難しいです。なるべく同じくらいの体格の女子選手がいるジムへ入ると目標にもなり、一緒に練習ができて実力を伸ばすのに最適です。

キックボクサーの収入や生活について

キックボクサー1本で生活

キックボクサーはあまり高額なファイトマネーがもらえないイメージがあります。しかし、一握りですがキックボクシングだけで生活している選手もいます。チャンピオンになりファイトマネーと、スポンサーがついたり、メディアに取り上げられたりと選手活動に関わることだけで生活しています。そのためには、実力だけでなく人気も必要です。何百人もの大応援団が来てくれるチャンピオンもいます。

またジムのインストラクターとして働きながらプロを目指せるジムも増えてきました。インストラクターをバイトではなく、正社員として働けるジムもあります。キックボクサーとして本気で取り組みたい人は調べてみてください。その際は会長の考えや人柄にについてもしっかりと確認しましょう。

仕事をしながらキックボクサー生活

仕事をやりながらキックボクサーをやる場合は、平日に仕事をして夜に練習するパターンが多いです。自分自身もこのパターンでキックボクサーをしていましたが、プロで30戦することができました。仕事をしながらチャンピオンになる人もいました。仕事をしながらキックボクサーをするのが絶対に両立できないということはありません。メリハリをつけて計画的に実行することで可能です。もちろん自分自身の固い意志や職場などの協力や理解は必要です。

アルバイトをしながらキックボクサー生活

ファイトマネーはデビュー戦だと3〜5万円くらいです。ランキングに入っても10数万円から多くても数十万円くらいです。ただ、ジムのプロ練習を昼間にやるスケジュールのジムもあるので、時間をつくるためにアルバイトをしながらギリギリの生活をしている人もいます。ジムのプロ選手の練習時間に合わせたり、試合前は練習にだけに使いたい人はアルバイトでの生活をしています。どれが正解というのはありません。どれがベストかは本人によりますので、よく考えて検討していきましょう。

ジムはどう選べばいいのか

キックボクサーとして所属ジムでプロになってしまうと、他のジムへの移籍は難しいです。移籍に寛大なジムの会長もいますが、厳しくほぼ不可能なジムもあります。移籍金がかかったり揉める場合もあります。そのため、キックボクサーとしてプロで試合をしたい人はジム選びは慎重になりましょう。ポイントは以下の5つです。

 ✅ジムの会長とトレーナーの思想

 ✅所属または出場している団体

 ✅現役選手と歴代選手

 ✅練習スケジュール

 ✅ジムの雰囲気

一番重要なのは会長やトレーナーの考え方や思想です。

ジムによって選手の育成方法や指導方法は大きく違います。まずはキックボクシングのパンチ、ローのようなコンビネーションを重視するのか、ムエタイスタイルかなどで違います。攻撃を重視させるのか防御を重視させるのか、練習方法も変わってきます。最近はネットで調べるとジムの会長やトレーナーのインタビュー記事や試合動画など上がっていますので気になるジムがあったらしっかりと調べましょう。

次にジムの所属する団体やよく選手が出場している興行を調べます。所属団体があればその団体での試合が多くなります。またフリーのジムであっても選手が多く出ている興行や団体があります。その団体や興行でのチャンピオンを目指すのが第一歩になります。そのため、団体や興行のホームページもしっかりと調べましょう。

ある程度調べていいと思った場所は無料体験に行きましょう。無料体験に行き実際のレッスンは初心者向きですが、ジム全体の設備や雰囲気を確認しましょう。さすがにプロ練習の見学はできないと思いますが、プロでやっていきたい旨を体験時に伝えて気になることはとことん質問しましょう。

オヤジたちの祭典 NICE MIDDLE

キックボクサーを本気でやりたい35歳以上の人でプロの試合は怖いけど、プロと同じような華やかな舞台にたちたい人はNICE MIDDLEがあります。

NICE MIDDLE

なんとプロと同じ新宿FACEという場所で、入場曲をかけて別々に入場します。リング紹介もあり勝利者インタビューもあります。プロの選手よりも華々しく豪華な盛り上がりです。しっかりと階級ごとのチャンピオンベルトもあります。安全性も考慮していますので、35歳以上で華々しいリングに上がりたい人はNICE MIDDLEはオススメです。

キックボクサーになるためのまとめ

キックボクサーになるためには、1度でもプロのリングで試合をすることです。そうしたら、もうプロキックボクサーです。そのためは、普段の練習やアマチュア大会で経験を積みながら実力を上げていくことです。ジムで会長やトレーナー、他のプロ選手などに認めてもらえれば自然とキックボクサーへの道が開かれていきます。まずは今できることにフォーカスして精一杯取り組んでいくことです。

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