ムエタイ観戦をバンコクで120%楽しむ方法!

ムエタイ
スポンサーリンク
ピジュン
ピジュン

タイ人はムエタイを観に行かないって知っていますか?

えっ、そうなんですか?

ピジュン
ピジュン

日本の国技は相撲だけどよく観に行きますか?

そう言われると確かにそうですね…

それと同様にスタジアムまで観に行くタイ人は多くないです。だからと言って不人気なわけではなく、日本で相撲がテレビ放送されているようにタイの国技ムエタイもテレビで放送しています。週末には同じ時間帯に3chで放送されていることなんかもあり、タイではムエタイはとっても人気な格闘技です。この前は屋台のおじさんがスマホでムエタイ観ながら働いてましたね!笑

タイに観光に来る場合はお寺やナイトマーケット、グルメやショッピングなど楽しみにしていることが多いと思います。その中で「世界最強の格闘技」とも言われるムエタイを本場タイのバンコクで観戦することも一つの選択肢としてオススメします。

バンコクでムエタイ観戦

元プロキックボクサーの筆者がバンコクでのムエタイ観戦のメリット、デメリット含めて書いています。行くか迷っている人、もう行くと決めている人もこの記事を見て120%楽し見ましょう。

スポンサーリンク

ムエタイ観戦をバンコクで120%楽しむ方法!

ムエタイ面白そうだけどそんなにオススメですか?

ピジュン
ピジュン

正直、楽しめるかどうかは運もあるんですよ!笑

「えっ!何それ!?」って思う人も多いと思いますが、ムエタイ観戦は行く日などにも左右されます。出場選手によって噛み合ってとても白熱した試合になる時もあれば、噛み合わず微妙な感じの判定で試合が終わってしまう時もあります。だから、前者は「とても面白かった!」という感想が多く、後者は「なんだかつまらなかったな!」という感想の人が多いです。みなさんには少しでも事前知識を持ってもらいバンコクでのムエタイ観戦を楽しんでほしいです。

ムエタイの流れとルールについて

まずは基本的なムエタイの流れとルールについて説明します。日本の格闘技では入場曲がかかり別々に入場することが多いですが、タイでは入場曲がなくいつの間にか選手が入場してきます。

ムエタイの流れ

選手入場 → ワイクルー(踊り) → 試合開始(3分5R) → KOまたは判定決着

最近は日本でも格闘技が流行っているのでジムに通っている人や、日本でも格闘技の試合を見に行ったことがある人も増えてきています。まずはムエタイとキックボクシング、K-1の違いを理解しましょう。

パンチキックヒザヒジ首相撲ラウンドインターバル
ムエタイ ○ ○ ○ 3分5R  2分
キックボクシング ○ ○ ○3分 3Ror5R  1分
K-1 ○ ○ × × 3分3R  1分

ムエタイは試合前に戦いの神様、両親、先生への感謝のためワイクルーという踊りを踊り、その後は3分5Rで各ラウンドのインターバルが2分なので、1試合でだいたい30分ほどかかります。

また日本ではパンチやローキックが主流で、前に出てアグレッシブに攻めている選手の方が判定でも有利になります。一方、ムエタイはヒジやヒザ、ミドルキックのポイントが高くまた相手をコカした場合も判定の時に有利になります。バランスを重視し実戦を想定するとコカされた時点で不利になるからだそうです。またビックリするかもしれませんがムエタイはパンチを当ててもほとんどポイントになりません。昔タイ人のトレーナーに聞いたら「パンチとヒジ・ヒザを比べたらどっちが痛いんだ?」と聞かれて納得しました。ヒジやヒザの方が痛いからだそうです。試合では後ろに下がったり逃げたりしても、的確に攻撃を当てた場合では判定では有利にはたらきます。

そのため、どっちが勝ったか負けたかを予想するのはプロでも難しいです。

ムエタイの判定

・パンチとローキックはあまりポイントにならない!

ヒジ・ヒザ、ミドルキックとコカしのポイントが高い!

ギャンブラーと掛け声について

バンコクでのムエタイ観戦の醍醐味の一つはギャンブラーの熱気と盛り上がりです。

外国人が観戦する場合はリングサイドに案内されますが、タイ人がいる2階席、3階席ではギャンブラーたちがとても真剣に試合を見守っています。その熱気や迫力を感じれるのもムエタイ観戦の楽しみの一つです。

盛り上がっているけど掛け声は何って言っているの?

掛け声としては「ティー」と「オーイ」「オーエイ」があります。「ティー」はタイ語で叩くとか打つという意味で、序盤でお互いに差がついていない時に使われています。試合の中でどちらかが有利になってきた時や白熱してきた時に、ギャンブラーの席から「オーエイ」や「オーイ」という掛け声が聞こえたらポイントが動いている時なので、その時は特に注目して観戦しましょう。

賭けがあるので1Rはお互いに様子見をします。「あれっ!?全然攻めないじゃん!」と驚かないでください。2Rからだんだんと盛り上がっていきます。そして、4Rまでにポイントが大きく離れてほぼ勝負が決まってしまった場合は5Rは流すことが多いです。そのため、試合が大きく動く2〜4Rに注目して観戦しましょう。

タイでは賭けになるようにお互いに同じくらいの力量の選手をマッチメイクするのと、普段の練習からガードを重視しているのでKO決着は少なくなります。KOが少ないのはお互いにテクニックのレベルが高いからと考えましょう。

一緒に写真が撮れる

観光客のために勝った選手と試合が撮れる場所がありますので、盛り上がった試合や撮りたい選手がいたら記念に一緒に撮影しましょう。

※写真はルンピニースタジアムですが、ラジャダムナンスタジアムでも撮影スポットがあります。

音楽もまさかの生演奏!

ムエタイ観戦に行って注目するポイントの一つは音楽です。試合中はずっと音楽がなっているのですが、よく見ると生演奏。笛や太鼓などの伝統楽器を奏でています。試合の時に1試合からずっと演奏しているので選手と同じくらい大変なのではないかと思います。近くで見れるので演奏を動画で撮っていく人もたくさんいます。

※ラジャダムナンスタジアム

※ルンピニースタジアム

バンコクのムエタイ2大殿堂

バンコクにはムエタイの2大スタジアムがあり、ムエタイの世界最高峰の戦いが毎日繰り返されています。初めてバンコクでムエタイ観戦した時はスタジアム全体が歓声で一体となり揺れて、その熱気に圧倒されたのを覚えています。

ラジャダムナンスタジアム

営業日 月・水・木・日 18時〜22時

※日曜日は新人戦の位置付けが強く平日興行よりはレベルが下がりますので、平日にくことをオススメします。

王室が運営していたことがあり王室系のスタジアム。

特に最寄りの駅がないのでタクシーで行くのがオススメです。バンコクの市街地からだとだいたい30分ほどです。

ビールやソフトドリンク、お菓子なども売っているので観戦のおともにどうぞ。

ルンピニースタジアム

営業日 火・金 18時〜22時 、 土 16時〜24時

陸軍が運営している陸軍系のスタジアム。

特に最寄りの駅がないのでタクシーで行くのがオススメです。バンコクの市街地からだとだいたい1時間ほどです。ただ金・土の週末では渋滞の時は2時間近くかかる時もあるので注意が必要です。

2014年にもともとあったルンピニーから移転したのでまだ新しくキレイです。名前はそのままルンピニースタジアムなので場所を間違えないようにしましょう。タクシーの運転手も勘違いする人がたまにいるのでタクシーに乗る場合は地図を見せましょう。

ルンピニースタジアムには「TWINS」と「TOP KING」がありますので、ムエタイ観戦のついでにムエタイ用品やムエタイパンツも買うことができます。

バンコクでのムエタイ観戦のメリット

鍛え抜かれたカラダからはなたれるキックはまるでムチのようで、「これが同じ人間の動きなのかっ!?」と思うようなすばやい攻防は感動します。観戦した日にビッグマッチがあることを祈っています。

メリット

・世界最高峰の戦いがリングサイドで観戦できる

・ギャンブラーの熱気が感じられる

・タイの文化や伝統を感じられる

・ムエタイ用品も買える

バンコクでのムエタイ観戦のデメリット

どちらも外国人はリングサイドが2000バーツで2階席1500バーツ、3階席1000バーツだが基本は2000バーツしか売ってくれないです。ただタイ語が少しできる人は入り口のチケット売りに交渉すると安くしてくれる場合もあります。

デメリット

・アクセスがあまり良くない

・選手のマッチメイクによりアタリ・ハズレがある

・外国人はリンサイドに案内され2000バーツかかる

ムエタイ観戦をバンコクで楽しむまとめ

ムエタイ観戦では悪い面だけを見るとタクシーで向かったら渋滞でものすごく時間がかかってしまった。試合を見たら噛み合わない試合が多く盛り上がりにかけたとう話も聞きますが、ほとんどの人は「迷ったけど行って良かった!」「面白かった!」と言います。

タイの国技ムエタイを観戦しに行くことはただ単にムエタイの試合を見ることだけでなく、タイにずっと根付いている文化や伝統を感じることでもあります。タイには行ったことがあるけどまだムエタイを見に行ったことがない人にもぜひオススメします。

タイトルとURLをコピーしました